日本国内、砂糖の一人当たり消費量は、1970年代からなだらかな減少傾向。
ピーク時には一人当たり年間30kg消費していたものが最近では15kg強とほぼ半減しています。
ここで一旦、世界の砂糖消費量を確認しておきましょうか。(農水省データです)
ちょっとちょっと、日本ってめちゃめちゃ少なくないですか?
増加傾向の国、減少傾向の国をみてもなんでだろう?という感じですし、日本以外の主要国が日本人の2倍、3倍近くも砂糖を摂取しているなんて信じがたいくらいですね?
これはこれで分析したら面白そうですが本題に戻りましょう。
話を国内に戻しますと、、、
砂糖の替わりに人工甘味料増えてんじゃないの?と想像しちゃいますけども、人工甘味料の輸入量は過去10年ほぼ横ばいですから、砂糖が減って、人工甘味料が増えているって訳ではありません。
何でだろう?
和食って煮物、焼肉、生姜焼き、すき焼き…なにげに砂糖使う料理は多いので、和食離れは減少の一因でしょうね。
菓子類の年間小売金額は減少傾向にはありませんからこれは原因ではありません。
スイーツ業界には甘さ控えめのトレンドはあるけども統計データに影響を与えるほどのものではないと思います。
ズバリ、高齢化がかなり大きな一因でしょう。
高齢者は若い人と比べて糖質の摂取量が少なくなりますから、高齢者の比率が上がると砂糖の消費量は減少すると考えられますね。
となると、これから先もじわっと砂糖の消費量は減るんだろうと予測できますね。