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国産小豆が外国産より美味しい理由

国産小豆は、なんで中国産やカナダ産と比べて美味しいの?

小豆の品質を決める要素として、気候風土、品種、栽培方法があげられます。

(中国)

気候風土:一番栽培量が多いのは黒竜江省で3割を占めています。その他の地域も北のエリアを中心に栽培されています。

品種:黒竜江省では宝清紅小豆という品種が植えられています。

(カナダ)

気候風土:北海道とほぼ同緯度にあるオンタリオ州で栽培。日本の商社などが日本産小豆の種子を持ち込んで地元企業と契約栽培を始めたことがきっかけだそうです。

品種:日本からエリモ種を持ち込みました。

(日本)

気候風土:北海道が中心ですが、岩手県、青森県、福島県、秋田県、近畿・中国地方の京都府、兵庫県、岡山県等でも栽培されています。

品種:エリモ、北ロマン、北の乙女などが代表的な品種ですが、和菓子事業主の間ではエリモ種の評価が高いです。

 

味の評価は日本>カナダ>中国

 

栽培方法については一概には言えませんが(と、前置きしつつ)

日本は北海道といえども、中国やカナダと比較したら農地が狭いので限られた狭い土地から最大限の収穫を得ることが目標となります。

収穫量を増やしたければ、土作りや除草、苗と苗の間隔をぎりぎりまで狭めて少しでも多くの苗を植えるとか、収穫の細部にまでこだわっていくしかありません

一方のカナダ・中国は「土地だけはある」ので、まぁ適当に種まいて、手間暇かけずに半分放置して、最低限の手入れを行い、大型コンバインで一気に収穫します。収穫量を増やしたければ植える面積を増やせばいいじゃんという単純さ。

この栽培方法の違いも品質に影響しているでしょうね。

国産ならどこでも同じ品質?

国産は海外産と比べて美味しいのですが、その中でも北海道の十勝産が安定的に高評価です。

北海道と一口に言っても広いですからね。十勝以外の地域でも小豆は栽培されてます。

農作物ですから「今年はどこそこが良かった」というのがありますし、一つの地域でも畑ごとに出来具合が全然違ったりしますので、おしなべて見ると十勝地域が優れているということになりましょうか。

丹羽地域が一番高品質なのではないかという意見もあるでしょうが、誰でも買えるほどの流通量は無く、いわゆる希少アイテムですので別物と考えます。

このような背景を考察すると、国産が外国産より美味しいというのは当面変わることは無いだろうと思いますね。

当社が仕入れている小豆は、十勝地方のど真ん中にある帯広産の小豆です。気候風土に恵まれ、毎年高品質な小豆が収穫されます。

 

 

 

 

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