データで見る和菓子

小豆の消費量から紐解く、和菓子の未来

和菓子=あんこ

和菓子の一つ一つの商品をよく見るとほとんどがあんこ菓子ですよね。

これってもう、和菓子食べたいというより、あんこ食べたいんじゃないでしょうかね。

さて、あんこの原料である小豆のことを調べることで、和菓子の未来を占うことは出来ないものでしょうか?

考察していきましょう。

小豆の消費量は過去25年間、横ばいです。

小豆の国内消費量は、平成4年以降で見るとほぼ横ばいで11~12万tです。

減っても増えてもいません。

底堅いですね。

12万tの小豆の生産地の内訳はざっくりと、

(輸入3万t、北海道6万t、その他国内3万t)となります。

北海道の小豆は国内全体の約7割を占めている訳ですね。

輸入小豆のほとんどは中国産6割とカナダ産4割です。(実際にはオーストラリアやアメリカが数%あります)

未来が過去の延長線上にあるかどうかという議論はさておき、まぁこの数字を見る限りは近未来は横ばいトレンドと考えてもいいんじゃないでしょうか。

国産小豆は増えていく?減っていく?

農家さんの立場で考えますと、小豆を植えるよりも大豆植えたほうがリスクも低く儲かるという現実があります。(詳しく書くと長いので割愛します)

なので、ほっておくと国内の作付面積は減少し、生産量も減っていきます。

これに対して農水省は手を差し伸べてはくれません。

小豆は米や大豆のように国策として重要な農作物とは扱いが異なるんですよね。

だから小豆栽培してても助成金とかほとんど出ない。出ることは出るけど大豆とは桁が違う。

国内生産量が減少したら輸入枠増やせばいいというのが農水省の考えなのでしょうかね、よくわかりませんが。

2019年に国内に小豆が不足した際には、輸入枠が増やされましたから、そういうコントロールが行われていくのでしょう。

私が知る小豆農家さんも農協さんも、

国の支援が無くても消費者の為に小豆を植える。美味しい小豆を供給する。

という使命感を持ってやって頂いている訳です。

その陰で、粛々と小豆の品種改良は進んでいます。

味の追求は勿論、病害虫に強い、環境変化に強い、歩留まり向上などの改善点を求めた品種改良を行い、結果として、

農家さんが「これならやってみよう」と思うような、採算性の合う小豆の開発が待たれているのです。

このような背景がありますから、国産小豆は現状では増えていく理由がありません。

頑張ってくれている農家さんたちがいるので一気に減ることもないでしょう。

小豆農家さん、これからも美味しい小豆の供給をお願い致します。<(_ _)>

近未来における、小豆の消費量が横ばいということは、

小豆イコール和菓子の需要が底堅いという事ですね。

和菓子には、洋菓子には無い魅力が色々ありますが、あまり理解されていませんよね。

  1. バター使わないので脂質が少ない(洋菓子よりヘルシー傾向)
  2. トランス脂肪酸を含まないものが多い(バターやショートニングを使わない菓子が多いので)
  3. 小麦粉アレルギー、卵アレルギーの人でも食べられるものが色々ある(餅米由来、米由来の菓子が豊富)

和菓子の未来、可能性が広がりますね!

 

 

 

 

 

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