和菓子屋の廃業が進むのは必然です。

街の和菓子屋がどんどん廃業していっています。この10年で10~15%くらいは閉店されているのではないでしょうか。

廃業の原因は、後継者不足とよく言われていますが、なぜ後継者が不足するのか?

それは、

「儲かっていないから」

が本質です。もし年間1500万儲かる和菓子屋なら、子供が後を継ぎますよね?

子供が継がなくっても、私が買いますわその店(笑)

和菓子に限らず、農家にしろ、伝統工芸にしろ、儲かるのであれば後継者なんていくらでも現れますから。

廃業する和菓子屋は事業を継続するだけの魅力(儲け)が無くなった。

それが真実です。

儲からない原因は「企業努力不足です」とは言い切れないものがあるんですよね。

5年、10年の商売なら企業努力不足で片付けてもいいかなって思う部分もありますけどもね。

30年、40年、50年と商売していると街が変わり、人が変わります。住んでいる人

は30才が80才にもなるほどの年月。

変化に対応するも何も、

「この街は既に死んでいる」

という状況であれば、移転するしかないということもあるでしょう。

昔ながらのお店は、自宅兼お店でやっている和菓子屋が多いですから、そうそう移転は出来ないですよね。

うん十年のお付き合いのあるお客様がいて、そんなお客様との交流も含めて商いを続けてきいるんですから、移転して今までのお客さまとお別れしなければならない、移転後の成功が約束されている訳でもない。

ならば移転なんかしないでこのまま自分の代で、この場所で終わろうという気持ちもあるでしょう。

そういう訳で和菓子屋が廃業していくのは「自宅兼お店」という昭和あたりまで機能していたビジネスモデルの終焉によるものなんです。

日本全体の和菓子の小売り売上規模は減少していませんからね、和菓子がオワコンだから廃業が進んでるのではないですから、そこだけは勘違いしないでください。

和菓子はこれから始まる業界ですよ。